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現在のページの位置:ホーム > 会社情報 > 投資家情報 > 個人投資家の皆様へ > 石油業界とコスモ石油早分かり


石油業界とコスモ石油早分かり

コスモ石油をとりまく事業環境と、成長に向けた取り組みをご紹介します。

  • 世界の石油情勢
  • 石油需給動向とコスモ石油の成長戦略
  • サービスステーションにおける取り組み
  • その他の取り組み

世界の石油情勢

石油はいつまで採れるのでしょう。

2009年末の統計では、石油の可採年数はおよそ50年となっています。

しかしこれは、「あと50年で石油がなくなる」という数値では必ずしもありません。

石油開発や生産技術の進歩により、石油の確認埋蔵量や可採年数は増加傾向にあります。

OPEC加盟国と非加盟国の、確認埋蔵量と可採年数

確認埋蔵量(OPEC諸国)
サウジアラビア
262,400,000,000バレル(19.4%)
イラン
137,620,000,000バレル(10.2%)
イラク
115,000,000,000バレル(8.5%)
クウェート
104,000,000,000バレル(7.7%)
ベネズエラ
99,377,000,000バレル(7.3%)
アラブ首長国連邦(UAE)
97,800,000,000バレル(7.2%)
リビア
44,270,000,000バレル(3.3%)
ナイジェリア
37,200,000,000バレル(2.7%)
アンゴラ
9,500,000,000バレル(0.7%)
その他のOPEC諸国
44,110,000,000バレル(3.3%)
OPEC諸国合計
951,277,000,000バレル(70.2%)
確認埋蔵量(非OPEC諸国)
カナダ
175,214,000,000バレル(12.9%)
ロシア
60,000,000,000バレル(4.4%)
中国
20,350,000,000バレル(1.5%)
アメリカ
19,121,000,000バレル(1.4%)
メキシコ
10,404,000,000バレル(0.8%)
イギリス・ノルウェー
9,764,000,000バレル(0.7%)
その他の非OPEC諸国
108,052,000,000バレル(8.0%)
非OPEC諸国合計
402,905,000,000バレル(29.8%)
可採年数
サウジアラビア
88年
イラン
101年
イラク
131年
クウェート
125年
ベネズエラ
125年
アラブ首長国連邦(UAE)
118年
リビア
79年
ナイジェリア
56年
アンゴラ
15年
その他のOPEC諸国
49年
OPEC諸国合計
88年
可採年数(非OPEC諸国)
カナダ
190年
ロシア
17年
中国
15年
アメリカ
10年
メキシコ
11年
イギリス・ノルウェー
8年
その他の非OPEC諸国
21年
非OPEC諸国合計
27年
世界合計
確認埋蔵量
1,354,182,000,000バレル
可採年数
53年
  • (注1) カナダの埋蔵量にはアルバータのオイルサンド1,704億バレルを含む。

確認埋蔵量とは?

油層内に存在する油の総量(原始埋蔵量)のうち、技術的・経済的に生産可能なものを「可採埋蔵量」といい、通常「原始埋蔵量」の20~30%程度といわれている。

可採埋蔵量のうち、最も信頼性の高いものを「確認埋蔵量」としている。

可採年数とは?

ある年の年末の確認埋蔵量をその年の生産量で除した数値。

例えば、「可採年数50年」であっても、今後、石油探査や掘削をはじめ、回収技術の進歩により既存油田の埋蔵量が増えたり、新油田の発見などがあるため、その年数で石油が掘り尽くされるということではない。

出所 : OGJ誌(2009年末号)

世界の原油生産量(2009年)

OPEC諸国
サウジアラビア
8,190,000,000バレル
イラン
3,725,000,000バレル
イラク
2,400,000,000バレル
クウェート
2,280,000,000バレル
アラブ首長国連邦(UAE)
2,271,000,000バレル
ベネズエラ
2,170,000,000バレル
ナイジェリア
1,810,000,000バレル
アンゴラ
1,790,000,000バレル
リビア
1,545,000,000バレル
その他のOPEC諸国
2,475,000,000バレル
非OPEC諸国
ロシア
9,915,000,000バレル
アメリカ
5,337,000,000バレル
中国
3,773,000,000バレル
イギリス・ノルウェー
3,525,000,000バレル
メキシコ
2,605,000,000バレル
カナダ
2,530,000,000バレル
その他の非OPEC諸国
14,357,000,000バレル

世界合計:70,503バレル

OPEC合計:28,656バレル(40.6%)

非OPEC合計:41,847バレル(59.4%)

  • (注1) 分割地帯はそれぞれサウジアラビア、クウェートに含まれる
  • (注2) UAEはアラブ首長国連邦の略称
  • (注3) 四捨五入の関係により合計が一致しない場合がある

出所 : OGJ誌(2009年末号)

原油価格の動向は?

2002年初には1バレル20ドル前後だったドバイ原油価格は、2008年7月には140ドルに迫る急高騰となりました。

しかし、その後の金融危機、景気後退の影響を受け歴史的な下落を記録しました。これら原油価格の乱高下は投機マネーの流入と流出によるものだと言われています。

ドバイ原油価格の推移(1995年1月~2009年6月)

ドバイ原油価格の推移(1995年1月~2009年6月)のグラフ図

出所 : Platts

コスモ石油の原油調達状況は?

コスモ石油グループは、原油の安定調達に向けて、早くから中東産油国との信頼・協力関係を築くための活動に力を注いでいます。UAE(アラブ首長国連邦)のアブダビ首長国やカタール国において、原油の自主開発に取り組んできました。

現在、当社グループの自主開発原油比率は約5%ですが、今後さらにカタール国での増産やオーストラリアでの生産も予定しており、原油総輸入量に占める自主開発比率を高めていきます。

石油需給動向とコスモ石油の成長戦略

日本の国内需要の減少は不可避な状況にある中、海外での需要は増加しており、このような需要の変化に対応する供給体制の構築が早急に求められています。

国内 需要減

国内の需要は減少しており、この傾向は続いていくと見られています。

特に従来、工場などのボイラー向け燃料として使用されていたA重油や、主に発電所で燃料として使用されていたC重油が、原油価格の高騰や環境への配慮から、LNG(液化天然ガス)などへ燃料転換しています。

国内石油製品別(燃料油)需要の推移

国内石油製品別(燃料油)需要の推移のグラフ図

出所 : 経済産業省「資源・エネルギー統計」

海外 需要増

海外では、中国やインドなどの新興国の経済発展に伴う生活水準の向上により、輸送用燃料(ジェット燃料、ガソリン、軽油)や、生活必需品の原料となる石油化学製品の需要増に伴い、軽質製品の需要が増加しています。
 

世界の国・地域別石油消費量推移

世界の国・地域別石油消費量推移のグラフ図
  • (注1) アジアは日本・中国を除く

出所 : BP「世界エネルギー統計」(2009年版)


コスモ石油の成長への3つのアクション

コスモ石油グループは、国内需要減という逆境を成長のチャンスととらえ、当社のコア事業である石油事業(石油精製・販売、石油化学)における3つのアクションにより、課題を解決し、収益の拡大を図っていきます。

課題の解決と収益拡大の概要

海外の環境
石油製品・石化製品の需要増加、供給能力の不足
国内の環境
A・C重油需要減
石油・軽油需要減
ガソリン需要減
3つのアクション
製油所競争力の強化
海外への販路拡大
パラキシレン事業への参入

製油所競争力の強化

需要が減少したA・C重油を分解して、灯油や軽油などの需要のある製品を生産できるコーカー群を導入することで、需要の変化に対応した生産体制を整えることができます。

海外への販路拡大

コスモ石油は、コーカー群導入による増産分も含め、海外販売を拡大していきます。海外販売の強化に向け当社4製油所では、出荷設備などの輸出用インフラの整備を行いました。

2009年度現在の主な輸出先は、北米、南米、豪州の環太平洋地域が中心です。今後は販売地域の拡大も含め、海外販売を拡大していきます。

パラキシレン事業への参入

パラキシレンは衣料やペットボトルなどの生活必需品の原料となるポリエステルの原料です。そのため人口増加と経済発展がもたらす生活水準の向上と密接にリンクしており、今後、新興国での需要の伸びが予想されています。

このような背景をもとに2009年6月に韓国の石油精製販売会社 ヒュンダイオイルバンク株式会社とともに合弁会社設立に向けた基本合意を締結し、同年11月に合弁会社HCペトロケムを設立しました。

この結果、原油からパラキシレンまでの一貫操業が可能になった他、パラキシレンの原料であるミックスキシレンをガソリン基材から分離・回収する装置を四日市製油所に新設することで、ガソリンの国内需要減対策ともなります。

サービスステーションにおける取り組み

サービスステーション数

全国には2010年3月末現在、サービスステーション(以下、SS)が30,339件あります。そのうちセルフ式SSは6,906件と22.8%です。(燃料油脂新聞より)

コスモ石油は同現在、全国3,768件展開しており、そのうちセルフ式SSは1,004件あり、全体の26.6%に相当します。このセルフ比率は現在、業界2位となっています。

セルフ式SSはお客様の支持も高く、効率的な販売が可能であるため、SS総数は減少する中、増加しており、今後もSS総数に占めるセルフ比率は上昇していくと思われています。

セルフSS数比率の推移

セルフサービスステーション数比率の推移のグラフ図

カード

コスモ石油では、お客様のライフスタイルに合わせたカードがご提供できるよう、「コスモ・ザ・カード・オーパス」、「コスモ・ザ・カード・ハウス」の2種類をラインナップしています。

コスモ・ザ・カードの有効会員数は2010年3月現在、約357万人です。

今後もコスモ・ザ・カードをコスモ石油のSS事業の強みととらえ、ロイヤルティの向上につなげていきます。

コスモ・ザ・カード 有効枚数推移

コスモ・ザ・カード 有効枚数推のグラフ図

お客様満足のための取り組み

コスモ石油のSSでは、お客様の"ココロも満タンに"を実現するために、以下の3つの約束を「お客様との約束」とし、日々取り組んでいます。

お客様との3つの約束

約束1
コスモステーションでは、クリンナップの行き届いた店舗で笑顔と挨拶で応対します。
約束2
コスモステーションでは、品質の確かな商品とサービスを提供します。
約束3
コスモステーションでは、お客様からの質問に対し、責任を持ってお答えします。

その他の取り組み

新エネルギーへの取り組みは?

風力発電

当社は、株式会社荏原製作所から、風力発電事業を営む子会社、エコ・パワー株式会社の全株式を2010年3月 取得しました。同社は、日本における風力発電事業のパイオニアであり、長年の経験の基づく豊富な開発力・技術力と共に、風況のよい東北・北海道に数多くの風力発電設備を所有しています。当社は2004年から、山形県酒田市で「コスモ石油酒田風力発電所(1,500キロワット)」の営業運転を行ってきましたが、今後の風力発電事業への本格参入に向け、エコ・パワー株式会社をグループ会社としました。

集光太陽熱発電

集光太陽熱発電技術開発のための共同研究の契約をアラブ首長国連邦(以下、UAE)の政府系機関であるマスダールと共同で東京工業大学と締結しました。UAEのマスダールシティにおいて2009年10月より把握しきれていない商業化への課題抽出、分析、改良を行い将来の商業化プラント建設の可能性を追求することを目的として実証実験を行いました。

太陽電池向けポリシリコンの製造

ポリシリコン(多結晶シリコン)製造の事業化を目的とし、研究レベルにてポリシリコンの安価な製造技術開発を行っています。

バイオガソリン

植物を原料とするバイオ燃料は、原料である植物が生育する際にCO2を光合成によって吸収しているため、燃焼によってCO2を排出しても、カーボンニュートラル効果から大気中のCO2を増加させない、環境にやさしい燃料です。

コスモ石油では「バイオガソリン」の販売を含め、「ずっと地球で暮らそう。」をスローガンに地球環境に配慮した活動を継続しています。

電気自動車

コスモ石油は資源エネルギー庁の「平成21年度電気自動車普及環境整備実証事業」に採択され、急速充電器の設置や電気自動車向けのサービスやビジネスモデルの検証を行っています。

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