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シルクロードの地、中国の黄土高原では急速に沙漠化が進んでいます。そこで、経済的な価値があり現地の気候に合う沙棘(サジー)を植林するべく、苗育成基地をつくって、地元の農民に苗を供給しています。
パートナー:NPO法人2050

シルクロードが通る中国の黄土高原は、黄河の上流域、山西省、陝西省、寧夏回族自治区、甘粛省など複数の自治区をまたぎ、面積では日本の国土を超えるきわめて広い地域です。
中国北部の砂漠から飛来した細かい砂が積もってできた土地であり、地盤が固い一方、雨や風に侵食されやすい性質があります。長い歴史の中で森林が失われてきた結果、侵食されやすくなり、近年は急速に沙漠化が進んでいます。
沙漠化を食い止めるためには、黄土を風や雨から守ってくれる森林を復活させる必要があります。そこで、経済的な価値があり現地の気候に合う植物「沙棘(サジー)」を植林するべく、苗を大量に育成する苗基地をつくり、沙棘の苗を育てて提供しています。沙棘は乾燥と寒暖の差に強く、沙漠化を防止する効果だけでなく、果実が食べられるなど経済的な価値もあります

苗基地での苗育成

冬場の固い地面は穴を掘るのも一苦労
甘粛省定西市通渭県の苗木基地では、600万株の沙棘の苗を育成しており、肥料にコスモ石油製の「ALA」と中国製の「硅豊環」の2種類を使って比較実験をしています。どちらがより成長するかは、今後のお楽しみです。
植林も順調に進んでおり、地元農民によって12万本の沙棘が植林されました。植林には、あらかじめ穴を苗木の数だけ掘り、1本ずつ植えていきます。広めの穴を掘ることで、くぼみに雨水がたまり、苗木の生育を助けます。
以前に植えた苗の生育状況も確認しました。2007~2009年に植えた苗は、それぞれの植林地で70%以上が活着して育っており、順調といえるでしょう。県が計画している沙棘の果実の加工工場建設についても、2013年には工場が建設される予定です。
2002年度から活動している本プロジェクトについて、中国緑化基金会と中国人口福利基金会から、2009年ベストパートナーとしてコスモ石油が表彰されました。
9年目となるこのプロジェクトへの認知と理解が現地にも広まり、今回の表彰につながりました。これまでエコカード基金を支えていただきましたエコカード会員に皆さまに心から感謝申し上げます。
2010年7月と10月に、現地視察に行ってきました。詳しくは「基金事務局レポート(7月視察)、(10月視察)」をご覧ください。

掘った穴に1本ずつ植えます

この広い山々がいつか緑の大地に